本日のマラソンニュース

暑さによるフルマラソン完走タイムへの影響を抑えるための戦略とは
秋口や夏のレースで「予想以上に体が重くて失速した」という経験はありませんか?
地球温暖化が進む今、フルマラソンの暑さ対策はすべてのランナーにとって避けて通れない課題です。北海道医療大学の研究グループが国内市民ランナー1,938人のデータを分析した最新研究から、暑さがタイムに与える影響と、失速しやすいランナーの特徴が明らかになりました。
マラソンの至適気温は「3〜11℃」!気温差でタイムの11%が変わる
市民ランナーがベストパフォーマンスを出せる至適気温は**「3.0〜11.0℃」**とされています。
本研究では、平均気温6.5℃(至適環境)、20.6℃(中程度の暑さ)、28.2℃(酷暑)で開催された3つの大会データを比較。その結果、気温などの環境条件の違いだけで、完走タイムの個人差の**約11%**を説明できることが判明しました。気温が上がるだけで、走力とは無関係にパフォーマンスが削られてしまうのです。
走行距離は関係なし?暑さで失速しやすい「4つの特徴」
「月間走行距離を伸ばしていれば暑さにも強いはず」と思いがちですが、実は走行距離や練習頻度は、暑さによるタイム低下を抑える直接的な要因にはならないことが分かりました。
研究で確認された、暑さの影響を受けてタイムが落ちやすいランナーの「4つの因子」は以下の通りです。
- 走力が高い(自己ベストが良い):スピードが出る分、体熱産生の影響を受けやすいため。
- 年齢が高い:加齢に伴う体温調節機能などの変化が影響。
- BMIが高い(体格・体重が重め):放熱効率や体重あたりの負荷が関係。
- 走歴が短い(ランニング経験が浅い):暑さに対する身体の慣れやレース運びに不慣れなため。
シリアスランナーや経験の浅いランナーほど、暑さのダメージを受けやすいことが示されています。
今からできる!暑さに負けないコンディショニング戦略
年齢を変えることはできませんが、それ以外の因子は自分の努力で改善・調整が可能です。
- 適正なBMIの維持:レースに向けて無駄のない体組成へ整える。
- 暑熱順化と経験の蓄積:暑い時期から段階的に体を暑さに慣らし、ペース配分を身につける。
「とにかく距離を走る」という練習量だけに頼るのではなく、自分の体格や走歴といった特性を理解し、コンディショニングを整えることこそが温暖化時代のマラソン攻略のカギとなります。次のレースに向けて、まずは体組成の見直しや暑さ慣れから始めてみませんか?





コメントを投稿するにはログインしてください。