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マラソン大会はなぜ減っているのか? 順位をつけない「記録会」が広がる理由とは

冬の寒い時期、半袖・短パン姿で校庭や近所の道路を走った「マラソン大会」。かつては冬の恒例行事でしたが、今、その風景が大きく変わりつつあるのをご存知でしょうか?

実は、各地の小中学校でマラソン大会を「廃止」したり、順位を競わない「記録会」へと内容を見直したりする動きが広がっています。

なぜ、長年続いてきた行事が姿を消そうとしているのか。その背景には、時代に合わせた「子どもの心への配慮」がありました。

1. コロナ禍が「見直し」のきっかけに

大きな転換点となったのは、新型コロナウイルスの流行です。 感染対策として多くの行事が中止や縮小を余儀なくされましたが、コロナ禍が落ち着いた後も、マラソン大会については「そのまま廃止」とする学校が出てきています。

ある公立小学校の教員は、マラソン大会が中止になった後、現在は休み時間に週2回ほど走る「体力アップ月間」という形に代わっていると話します。

2. 「体育嫌い」を生まないための配慮

マラソン大会が減少している最大の理由の一つに、「運動が苦手な子への配慮」があります。

現場の先生からは、大勢の前で苦しそうに走る姿をさらされることが、かえって「体育嫌い」を生む要因になっているという指摘があります。 「マラソン大会は古い文化が残り続けているだけではないか」という疑問の声もあり、順位を競うよりも、個人のペースで走ることを重視する傾向が強まっています。

また、運動が苦手な背景には「発達性協調運動障害」といった特性が隠れている場合もあり、単なる「努力不足」ではなく、子どもの自尊心を守る視点も注目されています。

3. 子どもと保護者のリアルな本音

実際に子どもたちはどう感じているのでしょうか? ある保護者によると、子どもからは「しんどい」「真冬に半袖短パンはきつい」という本音が漏れており、行事がなくなることを喜ぶ子も少なくないようです。

一方で、保護者側の意見は複雑です。「上の子の時は見に行けたのに、今は見られなくて寂しい」と、学校での様子を知る機会が減ったことにモヤモヤを感じる声もあります。

まとめ:これからの学校行事のかたち

マラソン大会の減少は、単なる「行事の削減」ではなく、「子どもたちが自己肯定感を削られずに参加できる形」へのアップデートと言えるかもしれません。

順位を競うドキドキ感がなくなる寂しさはあるかもしれませんが、一人ひとりの子どもが運動を「嫌な思い出」にしないための、令和の新しい教育の姿なのかもしれませんね。

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