本日のマラソンニュース

「マラソンは旅」元マラソン日本代表の増田明美さんが語る、距離より景色を数えて走る市民ランナーの楽しみ方とは?
マラソン観戦をしているとき、「ただ黙々と42.195kmを走っているだけ」だと思っていませんか?
実はその集団の中では、息をのむようなドロドロの心理戦や高度な駆け引きが繰り広げられています。
元マラソン日本代表の増田明美さんが明かした、レース裏側の「エグすぎる真実」を知ると、マラソン観戦が100倍面白くなります!
30kmまでは「寝てなさい」!?勝負どころの裏側
ペースメーカーがペースを刻むレースでは、30km地点まで選手たちは守られた状態で運ばれていきます。そのため、選手たちの間では「30kmまでは寝てなさい」と言われるほど。
集団の先頭で目立つ選手よりも、「集団の中にいるのかすら分からないほど存在感を消している選手」のほうが余力を残せるため有利なのです。
勝負が動くのは30kmを過ぎてから。スピードに自信のない選手がロングスパートを仕掛ける準備をする一方で、ラスト100mの一発賭けで勝てる確信を持つ選手もいます。
増田さんによると、かつて活躍した瀬古利彦さんはまさに後者のタイプ。「最後だけバーッと抜いて、“せこ”いレースをしたでしょ?(笑)でも、それも立派な戦略」と語るように、気配を消して勝つための徹底した心理戦が行われているのです。
「風よけは絶対ごめん!」選手が見せるドロドロの駆け引き
オリンピックや世界選手権など、ペースメーカーがいないレースではスタート直後から化かし合いが始まります。相手の表情から疲労度を探り、集団の空気やタイミングを読む「読む力」が試されます。
テレビ中継で「先頭の選手がなぜかジグザグ(蛇行)に走っている」場面を見たことはありませんか?
実はこれ、「なんで自分だけが風よけにならなきゃいけないの?」という揺さぶりです。後ろの選手に手で「前に出て」と促しても無視されたとき、後ろの選手にも風が当たるようにわざと蛇行して揺さぶりをかけているのです。
増田さんいわく「マラソンには人間の性格がそのまま出る」とのこと。また、コースの折り返しでくるっと回転するように曲がる選手がいるのも、転倒防止だけでなく「スピードロスを極限まで減らすための工夫」なのだそうです。
市民ランナーへ「距離ではなく景色を数えよう」
プロの壮絶な心理戦とは一転して、増田さんは市民ランナーに向けて「マラソンは旅」という温かいメッセージを送っています。
「あと◯kmもある…」と残りの距離を数えて苦しくなるのではなく、「あんな綺麗な景色があった」「沿道で素敵な出会いがあった」と、景色や思い出を数えながら走るのが長く楽しく走り続けるコツです。
まとめ
マラソンは単なる体力勝負ではなく、高度な知力と心理戦が絡み合うスポーツです。
次にテレビでマラソンを観るときは、ぜひ「誰が風よけになっているか」「誰が存在感を消しているか」といった集団内の心理戦に注目してみてください!





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